宮司のブログ 宮司のブログ

この御朱印は難しい

2020年9月22日

近頃、「鈴鹿墨御朱印」の御依頼が増えて来ました。これは、墨と水の微調整により生まれる「筆の毛のライン」や「濃淡」が特徴であります。

普通に墨汁などで書いてて「ちょっとだけハネが短いな」となった時は「ちょい足し」が出来ますが、これはそうはいきません。一度紙を走った墨の風合いは、絶対に出せませんから。「ちょい足し」が出来ないのです。故に最も緊張する御朱印であります。

今日は、数名の待ちがありましたので一時的に鈴鹿墨御朱印を「休止」しました。そのタイミングに来られた方、ごめんなさい。

焦って書ける御朱印ではないし、他の方を長くお待たせしてしまう事になりますので、ご了承ください。

書けば書くほどに、難しさを実感いたします。


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